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第1回つわぶきハーフマラソン&車いすマラソン大会in日南

11月15日(日)、宮崎県日南市においてマラソン大会が開催された。
例年3月に開催されていた「日南車いすマラソン大会」と、11月に開催されていた「つわぶきハーフマラソン大会」が統合されて、初の「つわぶきハーフマラソン&車いすマラソン大会」としてリニューアルスタートとなった。

この記念すべき大会は、晴天の下で全国から集まった842人の出場者で行われた。寒波がきた県内は少し冷え込んだが、県外から訪れたある車いす選手は、「それでも宮崎県は暖かい」と好評だった。健常者はハーフマラソン、5km、3km、親子3kmの4種目。そして、車いすハーフマラソンには39名の選手が出場。日頃の練習成果をいかんなく発揮した。

コースは日本陸連公認コースで、ハーフマラソンの公式記録となる。旧「車いすマラソン大会」に比べ、カーブやアップダウンの連続する部分が多く、かなりテクニカルな部分もあったと思われる。いっぽうで従来のコースと重複する直線的でフラットな部分もあり、たいへん変化に富んだ、そしてハードな面白いコースとなっている。おそらく、集団で走る選手たちにとっても、またそれを観察する観衆も、どこで抜け出すか、あるいはどこまで集団についていけるか、駆け引きの妙を体験できる競技会となったはずである。

また一人で走る形になったランナーには、観光スポットの「飫肥城下町」を通過する部分もあり、多少なりとも観光気分を味わえたのではないだろうか。

午前9時スタートの車いすハーフマラソンでは、北京パラリンピック日本代表の廣道純選手が頭一つ抜きんでた形で独走し、初優勝(Aクラス)を飾った。他にも「Bクラス(頸髄損傷)」、「50歳以上」、「女性」の各カテゴリーを設けて、表彰があった。上位選手は以下の通り。「Aクラス」:@廣道純(大分県)46分46秒、A渡辺習輔(大分県)49分27秒、B佐矢野利明(大分県)52分40秒。「Bクラス」:@松本直幸(福岡県)1時間8分57秒、A川久保一馬(佐賀県)1時間22分32秒、B尾島宏治(大分県)1時間22分42秒。「50歳以上」:山本行文(熊本県)56分16秒、A岸本輝明(兵庫県)58分52秒、B小嶋俊則(愛知県)59分48秒。「女性」:@伊達喜代子(福井県)1時間10分28秒。

近年、世界的に見てもロンドン、ボストン、ベルリン、東京など数々の市民マラソン大会が、障がい者も健常者とともに出場する様式をとるようになってきている。これが都会ばかりでなく、地方の都市でも開催されるようになったことは、大変すばらしいことである。

最後に、この大会の開催にご尽力いただいた皆様、大会当日ボランティア等でご協力いただいた皆様、ほか多くの関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。健常者も障がい者も含めた本格的な市民マラソンとして、またノーマライゼーションの一環として、今後も発展していただきたいと願っております。

〜報告〜宮崎県 小川敬


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